2017.05.06 Saturday
MY TATTOO TOUR 其の一 「prologue」
prologue
なんと、こんなブログがあったのですね。
謎の更新頻度を携えて存在するYONARTE TATTOO ブログ。
2017年春。
縁あって、なんとこのたび海外出張してきました。
さらにフランス、ボルドーでは絵の個展を開催して頂いて、
とても貴重な体験をさせて頂きましたよ。
それをなるべくみなさまに知ってもらおうと思い
YONARTE TATTOOブログ特別編としてこちらにて数回にわけて綴らせていただきます。
当ブログの更新、本当に久しぶりです。
なるべく丁寧に始めようと、まず自己紹介からです。
自分は大阪 西成の刺青師 呼鳴手/YONARTEといいます。
大阪の西成区にてYONARTE TATTOOという小さなTATTOOスタジオを営んでいます。
そのかたわら、西成区は釜ヶ崎にて釜ヶ崎SONICという音楽イベントを年に一度主催しています。
まあ、フツーの(言葉はおかしいですが)地域密着型刺青師として活動しています。
今現在、国内でのTATTOO界隈の状況はやはり、あまり芳しくなく、
何故、この時期に?とあるでしょうが、とくに意図はありません。
そして丁寧な文章はここまでです。
旅に出るまで
今回、旅に出るきっかけは数年前に至る。
古くからの友人(後輩?)である大阪のドゥーム・ハードコアバンドBIRUSHANAHが
フランスのドゥームバンドMONARCH!との国内スプリットツアー時に、当スタジオで紹介を受けた。
BIRUSHANAH
BIRUSHANAHは海外でのレコードリリースも多く、そして海外ツアーを廻る事が多く、
さらにメンバーのSCUMZONEは大阪でライブハウス火影の店長である為、
海外のバンドとの交流も多く、これまでにも海外のバンドを当スタジオに連れて来る事が多々あり、
また、自分もBIRUSHANAHやHOKAGEのアートワークを担当する事も多くなってきた。
MONARCH!
MONARCH!はフランス、ボルドーのドゥームハードコアバンドで、
日本では特にBIRUSHANAHとの親交も深く、
数年前にSCUMZONEがメンバーを当スタジオに連れてきたのがキッカケだった。
MONARCH!のメンバーはほぼ全員イケてるタトゥーだらけで、
やはりフランス人らしく皆どこか品があり、気遣いもしてくれる。
作品を見たら、めっちゃイケテル。
後日、ミシェルからSCUMZONEづてに「YONARTEをフランスに連れてこれないか?」って連絡をもらっていた。
なんだ?すごく行きたい!のか? でも大丈夫なのか?で、「行けたらエエね」って感じだった。
そして昨年2016年、さらにMONARCH!は来日した。
それまでの経緯で自分のフランス行きの話も現実味を帯びてきた。
2016年のツアーではさらなる交流を図り、自分はスタッフとして同行することに。
ツアー後半になるとミシェルが在籍するタトゥースタジオ、lhommeinvisible(ルホーム・インビジブル)の
オーナーにしてタトゥーアーティスト、Matthieu(マチュー)氏が同行した。
マチューはYONARTE TATTOOに来てくれて、
「YONARTEが来るとき、絵の個展も開こう。」って言ってくれた。
それは自分はスタジオでは刺青の施術、下絵制作以外にもよく絵を描いていた。
それは、「客にブチられたとき、準備していた墨をどうすべきか」ってことで
客のキャンセル時にあてた時間に怒りと寂しさに紛らわし描いていた絵がだんだん貯まってきた。
絵を描くのは仕事での技術向上になるし、
精神的にも自分には合っている気がするのだが、
絵を描く動機が不純な気がしているのが少し引っかかっていたので、
当初、個展となると、どうなんやろ?ええんかな?という感じだった。
しかし時間が経てば話はさらに具体化していき、場所はボルドーのMemorabiliaに決まった。
現実味が帯びて行き、WEBでの告知も開始されると不安もよぎる。
また、同じ頃に古くからの友人で沖縄でBOGEYMAN TATTOOを運営する刺青師、
カミウト氏とともに台湾は高雄にてtaiwan tattoo convention 2017に行くことを予定したのだが
自分のヨーロッパ出張と立て続けのスケジュールとなり、ぶっ通しでの決行となった。
また、自分は海外で仕事することで道具、材料等に不安があったり、
その他もろもろイランコト考えたり、な部分もあったが、
これまた古くからの友人で刺青師の宵詠氏から助言を頂いたり
仲間からのエールや壮行会を開いて頂いたコトも大感謝しております。
また、チャチャ入れてくる?ヤツにも一応感謝しときます。
MY TATTOO TOUR 其の二につづく
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