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2017.05.06 Saturday

MY TATTOO TOUR 其の七 「epilogue」

epilogue

 

R.I.P.
ゲストワークは最終日。
西成の先輩、ダンシング義隆氏から、徳山喬一氏の突然の訃報の連絡が入る。

rock 'n' roll foreversのギタリストでReed cafeオーナー、
自分は釜ヶ崎sonic、またそれ以前のイベントからお世話になっている。
そして過去には例の(自粛するが)伝説的なバンドに在籍した
なんと、関西のロック史を築き上げてきた偉大なる先輩だ。
ダンシング義隆氏とは旅先では所用にて
頻繁に連絡を取ることになっていたのだが、勿論、脈略ないこの訃報が辛い。
地元では数少ないリスペクトできる先輩、そして自分からしたら義隆氏の相棒でもあった。
その訃報を受けた妻からの電話が続く。
ここでは喪にも服せない。自分は日本に帰る実感が加速する。

 

帰国まで

EXOCRINE !超絶すぎるぞ。シルバン色々有難う。日本での再会が楽しみです。
ゲストワークの仕事はようやく満了し、お客さんからは沢山のお土産を頂いた。
また、馴染みになったお店に挨拶を済まし、毎日通った街並みも愛おしく感じる。
帰国前日、供に入国してからスグ別れた、BIRUSHANAH&MONARCH!
無事ワールドツアーを終えてドヤ顔でボルドーに戻ってきた。
お土産も頂いた。何より久々の日本語の会話が嬉しい。

 

おかえり

彼らはかなりタイトなスケジュールでヨーロッパ全土を廻っていたようで、
すこし疲れているようだった。経た顔をしている。
しかし時間はあまり無い。
数時間の休息のあと朝早くからBirushanahのメンバーをボルドー案内する。
ツアーで残った金を全部散財するBIRUSHANAHの姿勢は天晴。
この日のマーケットは骨董がメインだったが、ここまできても流石SCUMZONE、
HOKAGE店長はやっぱりレコード。
何かとバタバタしていた。
ショッピングが終わればBIRUSHANAHはツアーの後処理、
自分はさらに挨拶廻りであちこち走り回った気がする。
さらにミシェルとの約束のタトゥーセッション、サンキューミシェル。
最後のガロンヌ川、相変わらず綺麗だ。
夕方になればMONARCH!の皆と最後のパーティ。
マチューも来てくれた。なんと、バイヨンヌからクーパとマリーナも来た。
あんた達、すげーよ。
SCUMZONEの泥のような酔い方がまさにSAMURAIを感じさせる。
フランス人はドン引きだ。
そして飛行機の都合で夜中には出発。
ボルドー空港まではマチューが送迎してくれる。彼には恩しかない。
だがさすがw/BIRUSHANAH 、珍道中は終わらない。
ボルドーから経由したパリ空港がシャルル空港ではない事に気付く。
ベルトコンベアには自分たちの恥ずかしい荷物が何周も廻っている。
大急ぎでパリ空港からバスでシャルル・ド・ゴール空港に向かい、
出国手続きの長蛇の列の中、ひたすた待つ。
出国はスムーズ。そして航空時間は13時間だ。
ようやく到着した日本は肌寒い。

 

YONARTE TATTOO(OSK JPN)

長かった(自分的に)旅も終焉を迎えた。

気がつけばほぼ毎日仕事をさせてくれたlhommeinvisible(ルホーム・インビジブル)

おかげで沢山の人達と交流させて頂いた。そして沢山のサポートを受けた。
休日になるとマチューは子供たちと共に遊んでくれた。
本当に毎日が刺激的であったし、日本に帰っても芽生えた意識は変わらなかった。
刺青師としてこんな好条件での旅を体験出来たのは本当に感謝の言葉しか浮かばない。
今現在フランスでは、2017年5月16日にフランソワ・オーランド大統領の任期が満了し、
後継大統領を選ぶ選挙でフランス各地が揺れている。
自分が次にフランスを訪れる時には一体どんな変化があるのだろうか。
そして、日本にマチューやミシェルが再び訪れたときにも、
自分たちの状況が今まで以上に繁栄していることを願いたい。(了)
2017.05.06 Saturday

MY TATTOO TOUR 其の六 「ボルドーのアート編」

「ボルドーのアート編」

 

Crewerのストリートアート

自分自身、仕事や活動に対して、特にアート、アーティストを自覚していることはあまり無い。

日本での刺青師で在るゆえなのか、とにかく自分の作品が表現あることにも自覚は薄い。

 

確かにアート=芸術という意訳であれば確かに日本の刺青、タトゥーには実感は遠のいていく。

たかが言葉のハナシなんだが、この旅ではそんな言葉が重要な場面が多々あったのだ。

 

自分も、「ワシの刺青は所詮チンピラ仕事の一環でっせ。」ってニュアンスは嫌いでは無いのだが、

「ワシの刺青はそんなアートみたいなチャラいモンやおまへん。伝統刺青やさかいに。」

つって、アート性を蔑む風潮もどうかって思う。

そういったものは現代美術、モダンアートの分野だと認識しやすいのだが、

表現≠伝統文化とか、再現≠アートとかって居直って線引きするのも、

元来の目的ではなかったはずだし、定義付けられても無いはず。

 

「守破離」って言葉があるが、守り、破り、離れると段階を経て精進を重ねていく。

「アート」が「守破離」でいう「離」での次元でしか存在できないのであれば、

一見、アート性は認めているものの、最終的に求め到達するもので、今は精進ってのは

目の前の高尚さに対峙出来ず怯んでいる事に陥りやすいように聞こえていた。

そして、そんなヒネたマッチョイズムな意見にも違和感を感じていた。

 

自分は適当でデタラメな野郎なんだが、

製作過程でのモチベーション、テンション、またそれに携わる経緯などがとても大事で、

例えば下絵を描いたりするとき、刺青の施術過程、またそれについて考えている時間などに、

つまりは製作過程にアート性なるものを実感していた、って事が正直多々ある。

 

そして発表(表現)、第三者のリアクションってのは二の次に思う事もあった。

 

 今回の旅で経験した事、刺青や個展での出来事、他彫師やアーティストとの交流で感じたのは、

絵の意味知らずとも、まず形状にリアクションがあり、色、質感にリアクションがある。

そして受け取り側は全く伝統、絵に媚びずに様式美を感じ取っている。

そしてスタイルとして解釈せずに、まずそこに「個」を求めてくる。

自分自身、勝手に感動してしまっているハナシなんだが、(まあ面倒くさい事を書いているのだが、)

「アートであるか否か」とかって事ってか「アートって何」って事を今更ながら

「どうでもええわ」ってしたくなくなったのだ。

 

ボルドーのストリートアート

 

休業日にマチューにボルドー郊外のDARWINというところに連れて行って貰った。

ダーウィンは、なんというかストリートアートの複合施設みたいなところだろうか。

かつては軍用私設だったらしく、かなり広い敷地だった。

ダーウィンが設立されるまでの経緯を聞いたのだが、とても愉快なものだった。

中にはいくつものスケートパークがあって、当日はスケーターの大会みたいだった。

スケーターも小学生から高齢者まで、コンテストの参加者もかなり多い。

そして数々のグラフィティアートがあり、当日もグラフィティーライターのライブペインティングがあった。

巨大なグラフィティー、とても迫力があるし楽しそうだ。

その建物の中にはアパレル、カフェ、リサイクルショップなど様々。

なんと、タトゥースタジオまで!

ダーウィン内のTETRODON TATTOOはコンテナを利用したスタジオだ。

もちろん衛生管理は万全だった。めっちゃオシャレや。

ボルドーのストリートアート

ボルドーの建築物はさすが世界遺産だけあって、歴史ある石造りは雰囲気がものすごくある。

そんな由緒ある街にもグラフィティーアーティストが沢山いる。


無許可のグラフィティーアートはフランスでもイリーガルである。
加えて、街がユネスコの世界遺産だけあって、
アートが街を破壊するように誤解されてしまってはいかがなものか、と思われるのだろうが、
そんな古代都市でもカルチャーは進行形である。


ステッカーアート
そんなボルドーのグラフィティーアートは「ステッカーアート」が特に多かった。
スプレーで壁に直接描かず、クラフト紙などで描かれた絵を貼るグラフィティーアートだった。
なるほど、石灰の壁は傷まないし剥がしても、なんと糊の跡が残らない。
さらに絵は、モチーフが優しかったり、ぷぷってなる絵が多いのが特徴的。
気に入られた絵は剥がされてコレクションする人もいるのだとか。
無理矢理正当化する訳ではないが、可愛げがあるように思った。


WHERE IS COSTA(コスタ)?
ボルドーの街では特に目につくステッカーアートが「CREWER」「COSTA」だ。
滞在中は朝早くからスタジオの開店まで街を数時間探索してたのだが、本当によく見かけていた。
「CREWER」が誰なのか、ってのは言わずと知れたことだが、「COSTA」の絵は特に多かった。
怪しげな裏路地にファンシーなタッチの絵が貼られていて、レトロな街にマッチしている。
さらにコスタはタトゥーアーティストでもある。今度ボルドーに訪れた際は是非コスタに会いたい。

実際にやってみた。
なんと「CREWER」氏と某所にてストリートアートに挑戦してみた。
今回はCREWER氏とコラボレーションする。まずは、クラフト紙で即興で絵を描きあう。
通行人をちょっと笑かせたいとか、大阪ミーツボルドーとか、
そんなイメージで一時間程度で十数点描きあげる。スピードは肝心。


そして街に出て貼る。
壁に合わせたカラーリングだ。めっちゃ馴染んでる。
途中、ポリスにライトで照らされる。しかしステッカーアートは見逃してくれた。
さすがCREWER氏、ポリスが来ても全く動揺しない。ポリスも素通りだ。
「これがスプレーアートだと捕まってるけど。」って言ってた。
びっくり。
街のあちこちに。貼るのもスピードが肝心だ。

そして朝見にいく。
そして朝早く写真を撮りに行った。いい感じ
そこから数日、人通りの多いストリートから徐々に剥がされてた。
とても貴重な体験だった。
また今回の旅では色んな人に数々のアートワークを頂いた。

 

KUB (クビ)氏

クビ氏はメキシコ?から来たアーティストで色んな国でデザイン、イラストレーター、
ストリートアート等での活動をしているらしい。
とても可愛らしくて、どっか溶けているのが特徴。
今回お世話になったL'homme Invisibleの看板も彼が手がけた。
デザインやストリートアートで世界を廻るっていうのはどんな感じなのだろうか。
各国各地でのアーティスト同士での交流はきっと楽しいだろう。
KUB&CREWER&YONARTE&BIRUSHANAH
皆で描いてみた。そして彼は今はメキシコに戻ったみたいだ。
是非また会いたいな。

 

ボルドーのモダンアート

BETASOM Base sous-marine

ボルドーに滞在中はマチューに美術館によく連れて行ってもらった。

さすがフランス、芸術の国だけあって、美術館が多い

実は自分は近代美術、現代美術の分野には疎く、抽象画なんか理解できた例がない。

今まで、まど・みちおの抽象画に感動した事があるが、今まで感銘を受けたのはそれくらいだった。

 

ただ、さすが欧米ではアブストラクト、前衛的なヤツをタトゥーにて実践してたりする現状だ。

見る分にはすごい、って思えるのも沢山あるが、

それらには呪術的意味やメッセージなどを含ませているものが多いと思う。

そして、錯覚効果やサブリミナル的なものを目的としているものもあるとは思う。

でも、紋様として、ただ純粋に装飾としてってシンプルな解釈が許されるのであれば面白いものが多い。

 

ボルドーで通った美術館はほとんどがモダンアートの展示や個展だった。盛んなんだろう。

Base sous-marine の内部

Base sous-marine は第二次世界大戦中のボルドーの旧潜水艦基地の跡地であり、

現在はモダンアートの展示や音楽コンサートなどで使用されてたりするらしい。

かなり広い敷地で、空間、音響効果、視覚効果を利用した展示が行われていた。

写真撮影可能だったが、それに気づいたのはかなり終わりのほう。

 

CAPC現代美術館

ボルドー市街にある現代美術館。

ボルドーらしく歴史的建築物を美術館に改造している。

ここもモダンアートの美術館らしく、空間美術や音響、照明などを利用した展示が多く、

とにかく、アートって感じだった。写真は無い。

やはり現代美術は自分には難解だったが、スケールのでかさにはビックリした。

空虚な感触、サブリミナル、快楽、インパクトなど、やはりスケールはでかい。

どれも計算と情熱が注がれたものなんだろうと思った。

しかし難解だ。もっとフランス語を勉強すればよかった。アート恐るべし。

 

MY TATTOO TOUR 其の七につづく

 

2017.05.06 Saturday

MY TATTOO TOUR 其の五 「ボルドーからバイヨンヌ、そしてパンプローナ編」

「ボルドーからバイヨンヌ、そしてパンプローナ」

 

バイヨンヌ編

 

バイヨンヌの夕日

ボルドーでゲストワーク中にバイヨンヌとパンプローナにも行ってきた。

ちなみにこの回はほとんど観光ブログみたいな感じになっているので番外編のようなものだ。

 

事情でフランスを出ればwifiは使用出来なくなる。

当初は一人で行くもんだと思って、電車の乗り方や地図、簡単な範囲でのスペイン語の挨拶、

色々準備してたつもりなんだが、(今振り返ると我ながらナメた準備だったが)

マチューが同行してくれた。本当に有難う。

ちなみにマチューは前日が誕生日で、仲間に朝まで祝ってもらってたみたいで完全な二日酔いだ。

 

移動はマチューの車で。辛そうだ。

モチロンなのだが日本とは道路進行は左右逆だ。ボルドーから高速道路でスペインまで行ける。

さすが大陸EU、フランスからスペインに入国するのにパスポートは必要無い。

で、スペイン入国前日にクーパが在籍するCORONA TATTOOに向かう。

 

車を走らせて小一時間ほどで停車。

フランス西部のバカンス地であるArcachon(アルカション)にある

ヨーロッパ最大の砂丘、ピラ砂丘で少し観光する。

かなり上る、ハード。

 

でかい

マチューは電話。かなり歩く。君は大丈夫なのか。電波は大丈夫なのか。

 

寝てないマチューはついに寝た。丘を登って下りたらやっとビーチが。

きつい高低差だった。4月やのに人々は泳いでいる。とても綺麗だ。楽しい。

しかしこの砂丘は年々かなりの速度で拡大しているみたいで、

付近の森や家が埋没した形跡がよくわかる。

 

そこからさらに一時間半ほど南下すればバイヨンヌに到着。

早速KOOPA(クーパ)が在籍するCORONA TATTOOに向かう。

やっとクーパと再会。アーティストのマリーナもいる。

マリーナはかなりパンチ効いてる女性アーティストで、

ボルドーの個展にも駆けつけてくれてた。

とてもイカした作風だ。強烈だ。

そしてクーパはちょうど仕事中だったが、なんか楽しそうに彫るネ。

クーパはUSトラッドな作風、で、いつも笑顔で楽しそうだ。

 

KOOPAの作風

クーパはボルドーの仲間たちにも多大なるリスペクトを受けている彫師だ。
バイヨンヌを拠点として、あらゆるスタジオにゲストワークもこなしている。
聞けば、ミシェルやMONARCH!のメンバー達ももともとバイヨンヌ出身だし、
皆クーパの入れたタトゥーを纏っている。
推測すればみんな付き合いは長いのだろう。
クーパは自分にアートワークをくれた。ありがとう!

クーパが「海を見にいこうぜ!」とかいって皆でアクィタニアの海岸へ。

皆でパンを食べながら夕陽を見た。ドラマチックや。10代でやりたかったな。

 

その後クーパの家で就寝。

クーパの家のコレクションの一部。イケてるなあ。

 

バイヨンヌの街

バイヨンヌはボルドーとはまた違う美しさがある。

バスク地方であるためバスク建築物がたまに見れて、スペインに近い実感があった。

バスク文化は自分からしたらとても不思議で魅力的だ。

ちなみにバスク語は世界一難解らしい。

 

サン・ジャンの街

スペインに入る前にサン・ジャンに寄り道。

なんと偶然マチューの姉夫婦と遭遇。びっくり!ぼくは行儀良くできてたかな?

 

さらにシブールに寄り道し、ドメーヌ地方に。

 

domaine d'abbadia

お城がきれいだ。30分くらい歩くと海岸に出た。海はいいですね。

さらにマチューは泳ぎだす。これぞフレンチスタイルだ。

 

なんと桜が咲いている。桜といえば今日は妻の誕生日だ。

 

ありがとうみんな。次は日本で会いたいな。

 

 

スペイン パンプローナ編

 

Pamplonaの街

パンプローナはスペイン・ナバーラ州の基礎自治体だ。

ナバーラ州の州都である。かつてのナバーラ王国の首都だった。

フランシスコ・ザビエルの生地としても知られる。

ゴシック様式の建物が目立ち、街の活気はあるのにゴミひとつ落ちてないほど綺麗だ。

また緑も多く空気もいい。そうか、ここは丘にある都市なのだ。

ごみの分別もしっかりしている。

 

通貨はもちろんユーロ。言語はスペイン語、もしくはバスク語。

移動中の車内でマチューにスペイン語のイントネーションをレクチャーしてもらった。

とても情熱的なイントネーションが難解だ。

 

サン・フェルミン祭(牛追い祭り)が開催される街としても有名だ。

ぜひ一度見てみたいのだが、動物虐待と批判の声もあるみたい。

闘牛場もあり、かっこいい!でも動物虐待と批判の声もあるみたい。

 

Semana Santa(セマナサンタ)でのパンプローナ

なんとパンプローナに到着したらセマナサンタ(聖週間)の真っ最中だった。

さらに明日は復活祭だという。

復活祭とは、ジーザスが処刑されてから3日目に復活した、という

その復活を祝う祭りであり、スペインではクリスマスよりも重要な日らしい。

ストリートのあちこちで演奏が始まっている。

これはタトゥーどころじゃないのかも。

 

パンプローナの闘牛場の向かいにあるスタジオTai Tattooに行く。

写真は閉店後のTAI TATTOOだが、本当に綺麗な店だった。

Jaume(ユン)a.h.a彫牌氏を紹介してもらった。

完全なるジャパニーズスタイルだ。
この地で日本伝統刺青をやっているとは。なんか感動です。
Jaume(ユン)のアートワーク。

ユンに荷物を預けてひとまず周辺の観光に。

 

街は丘になっている。一番上にあるのは

IGLESIA CATEDRAL DE SANTA MARIA DE PAMPLONA(サンタ・マリア)大聖堂

なぜか夜の写真だ。

そしてその周囲を城壁で囲んでいる。


 

まわりをぐるりと歩いてみる。

ほう、外の街が見えますな。

緑も多いですな。

 

再びユンと合流してお店を数件廻り、路上でパンプローナの若者達と歓談した。

いい話ができた、ありがとう!

 

翌日はついに復活祭?

朝からあちこちのストリートで音楽が演奏されている。

人もめっちゃ増えてきた。

大聖堂では人々が大きいシュロの葉を抱えた行列が聖職者を称える。

カトリックの巡礼行為なのか、見慣れない光景が続く。テレビ局も来ている。

どのストリートも音楽の演奏でいっぱいだ。

皆でスペインの歌を合唱している。映画のようだ。

 

ボルドーに帰るとき、なんとユンからアートワークをプレゼントしてくれた。

とても綺麗なアートワーク。有難うございました!

丁寧に筒に入れて頂いた。出国の際にソレが武器のように見えたらしく、

連れて行かれそうになったがソレも一興。

 

そして日本での再会を約束した。

ありがとうございました!

 ユン、自分も絵が描け次第送るから!待ってて!

 

MY TATTOO TOUR 其の六につづく

 

2017.05.06 Saturday

MY TATTOO TOUR 其の四 「フランス編其の二」

フランス編其の二

 

「ボルドーでゲストワーク」

lhommeinvisible(ルホーム・インビジブル)

自分がボルドーにて拠点とさせていただいたスタジオ。

マチューやミシェルが在籍しているタトゥースタジオだ。

スタジオは綺麗で、あたりまえだがヨーロッパって感じだ。
音楽はレコードプレイヤーでかけているためA面が終われば手が空いている人が
盤をひっくり返しにいく、というシステム。たまにお客さんがレコードかけたりするのだが
超メランコリックなSEかけたりして、店内みんなキュンってなったりしたのは面白かった。


玄関。レタリングはアーティストKUB(クビ)氏によるもの
 ボルドーというか、フランスの人たちはとてもタトゥーが好きだ。
偏見は少なく、レストランのオネエちゃんやスーパーのレジ係や、お年寄り、
自分に対応した税関の職員までタトゥーを入れている。
日本しか知らない自分はとてもびっくりした。

スタジオで絵を描いていたときには通行人のおじいちゃんや子供達が
「今日は何描いてるの?」とかいって見に来たときは
フランスすげえなあって思った。


ブース
自分はMONARCH!ツアーで留守中のミシェルのブースを借りた。メルシーミシェル。
ミシェルの趣味でGISMやコラプテッドやDISCLOSEのポスター、
さらにOSAKA DAGGERS、CHOPPERのデッキ、日本ばっかや、やるなあミシェル。


ボルドーでの仕事
ボルドーでは個展の効果もあってか、なんと毎日たくさんの仕事があった。
はじめは診療ベッドやイスとか、
その他細々とした事になかなか馴染めず
日本の仕事のようにスムーズにいかなかったり、
言い訳はできない職業だが、ゲストワークの経験が少ないとなかなか大変ってのは分かった。
当初は思うより時間がかかってしまったりだったが、
要領を掴めば徐々に慣れてくる。
和柄が多い。あたりまえだ。
お客さんと話するのは楽しかった。
おみやげくれたり、手作りのパンもらったり、
ボルドーのひとはホント親切だった。

オーナーで彫師のマチューはかなり地域に密着していて、毎日色んな人達が彼を目当てで訪れる。
そんな忙しいさなか、ブッキング、スケジュールをマチューは綺麗に管理してくれていて有難い。
おかげで毎日充実していた。毎週月曜日から土曜日まで仕事して
そしてスタジオは日曜日は休み。これもびっくり。
日本でも「日曜まで働くとか、ナイわ。」とか言ってたな。

 

ルホーム・インビジブルのアーティスト
タトゥーを純粋にアートだと捉えている人はボルドーでは多く感じられた。
メッセージ、ファッション、習慣、伝統ってのを
受け手側がアートと位置付けれるチカラを強く感じる。

この界隈だと、デザインもカラーを抑えて、
ヨーロッパモダンであったりシンプルなデザインを好む人が多い。
そしてタトゥーアーティストはマチューや、ミシェルもしかり、 
既存ジャンルに捉われない絵柄を好み、
各自のスタイルを持っている傾向が見られるように思う。


Matthieu(マチュー)のアートワーク
マチューが描くモチーフは狐が多い。
モノクロで仕上げる事が多く、
ソリッドなラインが竹ペンの様なタッチ、
かなり特徴的な画風だ。
マチューのバックボーンにあるのはグラフィティー・アートであり、(US産の気配は全く見えないが)
そして二児の父で、二人の子供と一緒によく絵を描いていた。
タッチはどこか優しくて、暴力的威圧的な部分は全く見えない。


MICHELL HAMMER(ミシェル・ハマー)のアートワーク

ミシェル・ハマーなんかはブラックメタルのボールドアートワークや、lawパンクのイラストだったりする。
マチューと違いネガティヴなモチーフが多く用いられたりするが、
コミカルかつシニカルで描かれていてマチューと同様に暴力的な匂いは全くない。

ルホーム・インビジブルの二人のアーティスト、
両氏ともにプリミティブにアートをタトゥーにて実践している印象を受ける。
そしてその土壌がボルドーにはあるのが感じられる。
だからこそ両氏はタトゥー、刺青のカテゴリーだけで片付けない価値観を持っているし、
2人とも好きな事をやりまくってるためか、誰とも比べようがない。
そしてその立ち位置故か、
二人とも他人への評価、リスペクトを忘れない。

日本の伝統刺青には表立ってアート性を打ち出しているものは多くはない。
表現の根底にあるのが「粋」もしくは「雅」であろうが、
より伝統的で職人の精神性みたいなものを含めて扱う風潮があるし、
隠す事に美徳が。アートとしての評価より職人としての評価が上回る事もしばしば。

しかし日本の刺青は大衆文化で始まったにせよ、
習慣的なものでは決して無い。(誤解を恐れずに書けば)
施す側や愛好家らが自分らで価値を位置付けたところで、
無条件にアートとしての評価が受けられるのも良い事だと思う。

Matthieuと (photo by Nathalie Kaid)
外から捉えられても、そこにある様式美を感じとってアートだと評価されているのなら、
そりゃアートなんすね。
ボルドーの人たちが日本の刺青をとても評価しているのが、
なんか先人の追体験をしたような気持ちになった。

わずか数週間でしたけど本当に有難うございました!
お世話になりました!

MY TATTOO TOUR 其の五につづく

2017.05.06 Saturday

MY TATTOO TOUR 其の二 「台湾編」

台湾編 

ついに旅が始まった。

国内での営業を一旦休業し、まずは台湾は高雄市(カオシュン)に。

飛行機で1時間程度。入国はスムーズ。でもなかったか?

 

台湾は日本との時差は1時間だ。

通貨は台湾元。略称は元(ユェン)。もしくはニュータイワンドル(NTDollar)。

高雄市は台北市に次ぐ台湾第二の都市で、世界有数の港町だ。

台湾の南部分に位置している。高雄の気温は3月なのに暑い、さすが南国ですね。

 

現地にて円を台湾元に両替し、一日早く入国していたBOOGEYMAN TATTOOカミウト夫妻と合流。

こちらのWIFI状態は皆無なのでカミウト頼みの台湾ツアー。 申し訳ない

台湾TATTOO COVENTION

台湾TATTOO CONEVTIONの様子

かなり広い会場。この場所で3日間開催される。
各日に各分野でコンテストも開催されている
台湾のタトゥーに対する偏見は日本に比べると圧倒的に少ないらしい。
そしてタトゥーシーンはものすごく盛んらしい。
台湾国内で展開されているサプライはとても先進的で刺青師の技術レベルは高い。
そんな環境を本当に素晴らしく思う。
とても勉強になりました!
あと、観光したこととか。
高雄市の街並み
蓮池潭(リエンツータン)
蓮池潭は、高雄郊外にあり、多数の道教の寺院や中国風建築物が周りを囲む。
龍虎塔
龍虎塔は蓮池潭の中にあって、龍と虎の内部には地獄絵の装飾が施されているそうな。
今回、時間が遅くて中には入れなかった。
周囲の寺院
周囲の道教の寺院は隙間なく赤、黒、金色の装飾。
唐風の細かい彫刻が処せましと施されていて、とても派手で豪華だ。
蓮池潭は玄天上帝(げんてんじょうてい)を中心に祀っているようだ。
玄天上帝はもともと四象神の青龍、朱雀、白虎、玄武のうちの玄武からさらに神格化した姿らしく、
玄武と同じく北方を守護する役割もあるらしい。
台湾の人達にはすごく信仰深く感じる。
道教の寺院ではあるが、それらを神として祭り、
神道の神社のように祈願する場所としても兼ねている。
だからなのか?寺院にて参拝する機会も多いのだろう。
道教は日本では馴染みは薄い。そしてなかなか複雑そうな印象がある。
自分たちが観光しているなか、熱心に参拝(拝拝)している若い夫婦を見た。
やり方もずいぶん違うようだった。
旗津島
旗津島(きしんとう)高雄市の市轄区で、は元々は半島だったらしいのだが、
高雄港の拡張の工事で削り取られて、島になったらしい。
旗津島まではフェリーで行き来できる。ああ暑い。
台湾での食事
台湾では数多く「夜市」という露店、屋台の市があり、
夜はいつも夜市に行ってはいろんなモノを食べた。
どれも本当においしいものばかりだった。
高雄市の夜市
いろんな屋台がある。しかも安い。
朝食屋
台湾では「朝食屋」と呼ばれる朝限定のお店。
これも本当に美味しかった。
台湾の朝食文化おそるべし。
わずか数日間の台湾の旅。
何もかもが本当に素晴らしかった。
しかしヨーロッパ行きが控えているため後ろ髪惹かれる思いでカミウトより先に離脱。
ありがとう高雄!ありがとうカミウト!ヒカリちゃん!

 

MY TATTOO TOUR 其の三につづく

 

2017.05.06 Saturday

MY TATTOO TOUR 其の三 「フランス編其の一」

フランス編其の一

 

ボルドーという街

台湾の余韻も冷めぬまま間髪入れずにフランスに旅立つ。

関西空港でヨーロッパツアーに向かうBIRUSHANAHと合流。

みんな荷物が重そうだ。

出国前に荷物の整理をするSCUMZONE。よく見る光景だ。お家芸だ。

大阪からパリのシャルル・ド・ゴール国際空港まで約13時間。

やはりヨーロッパは遠い。
フランスでの入国審査は日本人にはかなり軽めだ。
万が一に備え、かなりお利巧な見た目で臨んでみたのだが取り越し苦労だった。
かなり緊張したが全員スムーズに入国完了。
シャルル・ド・ゴール空港はめちゃめちゃ広い。関西空港の何個分あるのだろうか。
パリでの数時間の待機を経てボルドー空港までは1時間半程度。
入国おめでとうBIRUSHANAH!
そこから
ボルドー空港からMONARCH!のメンバーが迎えに来てくれて
ハイテク電車に乗りボルドー市街へ向かう。
Bordeaux!
ついにボルドー入り。
フランスとの時差は8時間なのだが、今回はちょうど「サマータイム期間」とかで時差は7時間だった。
通貨はもちろんユーロ、使用言語はフランス語で、フランス人は英語の使用を嫌うと聞いていたが
ボルドーでは全くそれは感じなかった。ガセか?
ボルドー(Bordeaux)は、フランスの南西部に位置する都市で、
ヌーヴェル=アキテーヌ地域圏の首府、ジロンド県の県庁所在地である。アキテーヌ公国の首府だった。
またワインの産地として有名で、郊外には膨大な面積のワイン工場やぶどう畑がある。
ボルドーの街
ボルドーの街並みはとにかく古い。
18世紀の建築物がそのまま現在も使用されていて、
一階は八百屋やパブや雑貨屋など、2階から上は居住スペースになっている。
そんな建物が今まで綺麗に残っているのも、建築物は石灰岩を使用しているかららしい。
確かにかなりの強度だ。それに地震も起こらないらしく、新しい建築物はほとんど見られない。
ずっと修復しながらこの外観を保っている。
とにかく歴史のある街だ。
2007年には「月の都 ボルドー」として世界遺産に登録された。
「月の都」というのはボルドー市街を囲むガロンヌ川が三日月の形をしているかららしい。
我々日本人からしたらとても芸術的な街並みだ。
そこに一階部分のあらゆるお店が軒並みある。
タトゥースタジオも多く見られる。
MONARCH!のメンバーも集結して歓迎してくれた。
自分は明日から個展の準備だ。
BIRUSHANAHは明日からツアーの準備らしく
現地にて鉄クズ集めでメタルパーカッション編隊するみたい。

個展開催

Memorabilia(メモラビリア)にてYONARTE 個展が開催される。

前日に準備としてメモラビリアに展示する絵画作品を持っていく。

 

Memorabilia

メモラビリアはガロンヌ川沿いにある、美術品を扱ったりするギャラリーで、

とても不思議な空間で、ゴシック要素もあり芸術的だ。

スタッフのみんなも協力的で、事前の打ち合わせや連絡もかなりマメに対応してくれていた。

事前に額縁は郵送していたのだが、肝心の中身の絵は郵送出来なかった。

額縁は見事届いていたが、同封したクッション兼Tシャツに課税されてしまっていた。
メモラビリアのみんな、申し訳ありませんでした。

BIRUSHANAH はツアーのリハーサルに向かい、基本的に別行動。

自分の絵は欄間額に収めていて、なるべく腕七分袖用の刺青を意識して描いているが、

全く意識せずに描いているものもある。

 

絵のタイトルは日本語で描いたのだが、説明文をフランス語で挑戦してみた。

説明文を書いたのは、外国の方が自分の絵から物語を理解してもらうのは困難な気がしたし、

なるべく遊んでいるイメージが伝わればいいな、と思ったからだ。

幼卒程度のつたない英語力しかない自分だが現代にはGOOGLE翻訳という画期的なツールもあるし、

そっちのほうが楽しいであろうと、いちびって書いてみた。

GOOGLE直訳の文章、イタさも満載だったと思う。そこはご愛嬌(すまぬ)。

 

個展の様子

翌日の夕方から個展は開催されるのだが、その当日にすでに

自分のlhommeinvisible(ルホーム・インビジブル)のゲストワークが始まった。

最初のお客さんはバイヨンヌのタトゥーアーティスト・KOOPA氏。
事前にオファーのやり取りをしていたのだけど、この先かなりお世話になるとは
そのときは全く思わなかった。
スタジオの仕事が終われば個展に向かうと、開催前でもヒトが集まってくれている。

実はかなり宣伝してくれていたみたいで、たくさんの人たちが集まってくれた。

この個展がきっかけで、その後、タトゥーのお客さんが沢山増えることになった。

ありがたや。

そして、絵の販売をどうするかスタッフと打ち合わせ。

ちなみに、自分は絵を販売したことは一度も経験が無く、

近しいひとに頼まれれば描くし、気が乗らなければ描かなかった。

絵を販売することに抵抗があったし、値段の付け方も分からなかった。
絵のコピーも用意していないし、する気もなかった。
というかそんなのあるの知らなかった。
ただ今回フランスまで来て、ということだし、
絵を手放してもいいという気持ちになった。
自分のテンションが異様に上がりきっていたし、フランスで自分の絵が飾れることも
なんかとても嬉しかった。持って帰るのもめんどくさかったし。
ただ、値段の付け方はわからなかったので、相談して出来るだけ安価で設定したつもりなのだが。
さらにたくさんの人が来てくれた。
当日で絵はほぼ売れたし、沢山の人から絵の説明を求められた。
中には日本語で喋ってくれる人もいたのが嬉しい。
個展ってこんな感じなんですね。やってる本人はすげえ楽しい。
怒りと手持ち無沙汰で描いてきた絵が評価されていくのは、なんかすごく恥ずかしいのだけど
おかげで絵を描く意欲が沸いてきたし、ボルドーの人たちの手厚い歓迎に感動!
ぜひまたやりたいな

ボルドーの生活

ボルドーでのゲストワーク中は旅に出た友人の部屋を借りて生活していた。

その部屋でも沢山の絵を描いた。とても素晴らしい部屋だった。
その部屋には二匹の猫がいて、しかも一匹はとてもデカい。存在感がすごい。
朝起きればあちこちが毛ダラケで、寝るときは自分の顔のそばで寝る。
とても可愛らしいメタルキャットだった。
スタジオの営業は大体11時から。しかし朝5時6時には目が覚めてしまい毎日街を探索した。

朝市とMarche des Capucins(カピュサン市場)
朝はあまり店が開いてないのだが、毎日フリーマーケットに行くのが楽しい。
なんか曜日によって出店が変わるので毎朝の日課になった。
お昼からお店はぼちぼち開きだし、飲食店以外は夜7時には閉まる。
サマータイム中だからなのか、毎日陽が長かった。夜八時まで明るかった。
そして街は夜中までいつも賑やかだ。
マーケットは朝から賑わっていて、食べ物も新鮮だ。寿司屋もある。行かないけど。
マーケットはあと数箇所にあるみたいだが、特にここに通った。
ガロンヌ川
ガロンヌ川を下れば葡萄畑やワインファクトリーがある。ボルドーはワイン作りにも最適な気候だ。
温暖な海洋性気候で、しかも土地の水はけがよく、土壌は石灰質、砂礫質、粘土質などだ。
船に乗せてもらって途中まで行ってみたり。綺麗。
食事
食事は基本的には自炊してたのだが、パンとチーズは日本より安い。
安いと思ってパンを買いだめしたらスグ硬くなるので要注意や。
チーズの種類はかなり多く、見たこともないようなチーズばかりで
どこからどこまでがチーズか分からなかったから、見慣れたものを買ってた。
たまにマチューと外食に出かけたが、どこも美味しい店ばかり。
たまに米を食べたくなるが、日本食レストランに行くと なんか負けなカンジがしたので行かなかったぞ。
いつも通う店で顔なじみになれば色々おまけしてくれたりするのが嬉しかった。
MY TATTOO TOUR 其の四につづく
2017.05.06 Saturday

MY TATTOO TOUR 其の一 「prologue」

prologue

 

なんと、こんなブログがあったのですね。

謎の更新頻度を携えて存在するYONARTE TATTOO ブログ。

2017年春。
縁あって、なんとこのたび海外出張してきました。
さらにフランス、ボルドーでは絵の個展を開催して頂いて、
とても貴重な体験をさせて頂きましたよ。
それをなるべくみなさまに知ってもらおうと思い
YONARTE TATTOOブログ特別編としてこちらにて数回にわけて綴らせていただきます。

 

当ブログの更新、本当に久しぶりです。

なるべく丁寧に始めようと、まず自己紹介からです。

自分は大阪 西成の刺青師 呼鳴手/YONARTEといいます。

大阪の西成区にてYONARTE TATTOOという小さなTATTOOスタジオを営んでいます。

そのかたわら、西成区は釜ヶ崎にて釜ヶ崎SONICという音楽イベントを年に一度主催しています。
まあ、フツーの(言葉はおかしいですが)地域密着型刺青師として活動しています。
今現在、国内でのTATTOO界隈の状況はやはり、あまり芳しくなく、
何故、この時期に?とあるでしょうが、とくに意図はありません。
そして丁寧な文章はここまでです。
旅に出るまで
今回、旅に出るきっかけは数年前に至る。
古くからの友人(後輩?)である大阪のドゥーム・ハードコアバンドBIRUSHANAH
フランスのドゥームバンドMONARCH!との国内スプリットツアー時に、当スタジオで紹介を受けた。
BIRUSHANAH
BIRUSHANAHは海外でのレコードリリースも多く、そして海外ツアーを廻る事が多く、
さらにメンバーのSCUMZONEは大阪でライブハウス火影の店長である為、
海外のバンドとの交流も多く、これまでにも海外のバンドを当スタジオに連れて来る事が多々あり、
また、自分もBIRUSHANAHやHOKAGEのアートワークを担当する事も多くなってきた。
MONARCH!
MONARCH!はフランス、ボルドーのドゥームハードコアバンドで、
日本では特にBIRUSHANAHとの親交も深く、
数年前にSCUMZONEがメンバーを当スタジオに連れてきたのがキッカケだった。
MONARCH!のメンバーはほぼ全員イケてるタトゥーだらけで、
やはりフランス人らしく皆どこか品があり、気遣いもしてくれる。
さらに、メンバーのMichellHammer(ミシェル・ハマー)氏がなんと、タトゥーアーティストだった。
作品を見たら、めっちゃイケテル。
後日、ミシェルからSCUMZONEづてに「YONARTEをフランスに連れてこれないか?」って連絡をもらっていた。
なんだ?すごく行きたい!のか? でも大丈夫なのか?で、「行けたらエエね」って感じだった。
そして昨年2016年、さらにMONARCH!は来日した。
それまでの経緯で自分のフランス行きの話も現実味を帯びてきた。
2016年のツアーではさらなる交流を図り、自分はスタッフとして同行することに。
ツアー後半になるとミシェルが在籍するタトゥースタジオ、lhommeinvisible(ルホーム・インビジブル)
オーナーにしてタトゥーアーティスト、Matthieu(マチュー)氏が同行した。
マチューはYONARTE TATTOOに来てくれて、
「YONARTEが来るとき、絵の個展も開こう。」って言ってくれた。
それは自分はスタジオでは刺青の施術、下絵制作以外にもよく絵を描いていた。
それは、「客にブチられたとき、準備していた墨をどうすべきか」ってことで
客のキャンセル時にあてた時間に怒りと寂しさに紛らわし描いていた絵がだんだん貯まってきた。
絵を描くのは仕事での技術向上になるし、
精神的にも自分には合っている気がするのだが、
絵を描く動機が不純な気がしているのが少し引っかかっていたので、
当初、個展となると、どうなんやろ?ええんかな?という感じだった。
しかし時間が経てば話はさらに具体化していき、場所はボルドーのMemorabiliaに決まった。
現実味が帯びて行き、WEBでの告知も開始されると不安もよぎる。
また、同じ頃に古くからの友人で沖縄でBOGEYMAN TATTOOを運営する刺青師、
カミウトとともに台湾は高雄にてtaiwan tattoo convention 2017に行くことを予定したのだが
自分のヨーロッパ出張と立て続けのスケジュールとなり、ぶっ通しでの決行となった。
また、自分は海外で仕事することで道具、材料等に不安があったり、
その他もろもろイランコト考えたり、な部分もあったが、
これまた古くからの友人で刺青師の宵詠氏から助言を頂いたり
仲間からのエールや壮行会を開いて頂いたコトも大感謝しております。
また、チャチャ入れてくる?ヤツにも一応感謝しときます。
MY TATTOO TOUR 其の二につづく
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